油山苑

静岡市街から一番近い温泉地、油山温泉。

街から車で30分ほど。油山川の渓谷沿いに分け入るとほどなく温泉郷があります。

この時期は、新緑の美しい季節。

緑に包まれた油山苑は、ここが街からほど近いことを忘れるほどの大自然と

戦国大名 今川氏の湯治湯としての由来を持つ歴史ある温泉。

数百年にわたるパワースポットです。

今は2軒の宿が営業するのみで、日帰り入浴はできないので、

地元静岡の人でも入ったことのある人は少ないのではないでしょうか。

長めに入れるようにと、少しぬるめに設定されて、ゆったりのんびり浸かれるやわらかくて本当に気持ちのいいお湯。

久々にいいお湯に出会いました。

油山は本当に自然豊かで、山鳥の大合唱に包まれて過ごす休日は心身共にリラックスできます。

細部にわたる細かい気遣いの感じられる宿は、女将と若女将、仲居さんの賜物でしょうか。

若女将の案内で特別に苑の茶苑でお茶摘みも。

「イッシンニヨウ」=「一芯二葉」 新茶の摘み方を教えていただきました。

食べきれないほどのおもてなしは、お茶の天ぷらや筍など季節の味と香りを堪能。

楽しくも興味深い女将との会話。

かつての古地図によると、油山ではなく湯山だったとか。

油が出たのか出ないのか、いつしか油山となったとさ。

特製味噌でいただく名物「牡丹鍋」は言うまでもなく、〆のオジヤまで完食。大満足。

翌日は、これまた若女将のご案内で、(無理矢理?)隣接するバッハハウスを見学。

油山苑さんの持ち物ではないらしいですが、

バッハ好きなオーナーがバッハの生誕地に似たこの地に、バッハの生家を模して建てたという小ホール。

あの有名な歌手も、何度かおしのびライブを行っているといいます。

チェンバロやハープシコード、ピアノはベーゼンドルファー。

ネコ踏んじゃったなんか弾いたらバチが当たります。(弾いたのか?笑)

最近は稼働も少ないらしく、なんだか勿体ない気がします。

さらにはパイプオルガンも。

歌を忘れたコンサートホール。

バッハのステンドグラスも幾分寂しそうに見えます。

静岡市民もあまり知らない、油山温泉郷。

今回の訪問ではまだまだ堪能しきれていないのが、満天の星空と、半月早かったモリアオガエルと蛍との出会い。

そしてバッハの音色。

 

油山苑は、油山の縁。

たいへん人間的な心遣いをいただいた女将、若女将のご縁にリピート確定です。

 

 


2011年05月09日 00:41

2 Comments

  1. 若くない若女将 のコメント:

    おはようございます。

    油山は昨夜、満天の星が輝きました。
    若葉は青々とした緑に、
    モリアオガエルは卵からかえり、
    ホタルは遅いスタートでしたが
    夜ごと美しい夜を私達に見せてくれました。

    春から夏にどんどん変わっていくのに
    呑気に過ごしているのはどうやらワタシだけのようです。
    御礼を申し上げるのが遅くなったこと
    お許しくださいませ。
    自分が一番好きな季節の風景をおさめていただき
    深く感謝いたします。

    どうぞまたふらりと
    「ねこふんじゃった」弾きにいらしてください
    こころよりお待ちしております。

  2. admin のコメント:

    若女将さま
    コメントありがとうございます。

    若女将の言葉に
    油山の豊かな自然の移ろいが
    まぶたに浮かんできます。

    星を探しに、また伺います。

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